冬に燃費悪化する原因

2021-01-18

 寒い冬場は車の燃費が悪くなるという事を聞いた事がありませんか?
 イメージ的にはエアコンを使う頻度の多い夏場の方がガソリンを消費しそうですが、冬場はエアコンを使わなくても通常よりも多く消費してしまうのです。

今回は冬場に燃費が悪くなる理由をお伝えします。

冬場の燃費が悪くなる理由1
「空気が冷たくなる」

空気が冷たくなるなると燃費が悪くなります。

 その理由は、「空気が冷たくなり体積当たりの酸素量が増えるから」です。

 自動車のエンジンは大気中の空気を吸い込んで燃料を燃やして回っているわけですが、空気が冷たくなり体積が減ったとしてもエンジンが吸い込む空気の量は一定ですので、熱い膨張した空気を吸い込んだ時よりも、ぎゅっと詰まった冷たい空気の方が酸素量が多くなります。エンジンの空気吸い込み口には「O2センサー」という酸素量を測定するセンサーが付いており、そこで取得した酸素量を見て適切な量の燃料を噴射します。

 そのため、空気中の酸素量が多い寒い時期には燃料を酸素の量とバランスを保つために多く燃料を噴射することになり、結果として燃費が悪くなるということです。

 ちなみに酸素が多い冬場は夏よりもエンジンの馬力が上がるそうです。

冬場の燃費が悪くなる理由2
「エンジンが冷えている」

 寒くなってくるとあらゆるものが冷たくなってきますよね。

 車のエンジンも同じで金属でできているエンジンは寒いところに停めてあると非常に冷たくなっています。
 エンジンは温まった状態で性能を発揮するように設計されていますので、冷えた状態でエンジンを掛けると少しでも早くエンジンを温めようと回転数が少し高めで回ります。その際に多くの燃料を消費してしまうため、寒い冬場は燃費が悪くなってしまいます。

 寒い日にエンジンを掛けるとしばらく回転数が高いのを経験した方も多いのではないでしょうか?

冬場の燃費が悪くなる理由3
「エアコンの使用」

 これは夏場と同じ理由となりますが、エアコンを使用すると燃費が悪くなります。

 その理由としてはエアコンというのはガスを圧縮したり膨張させたりで暖かくしたり涼しくしたりするのですが、そのガスを圧縮するためのコンプレッサーでエンジンの動力を使用するためです。走ること以外にもエンジンの回転する力を使用しているため、余分にエネルギーを消費し燃料も消費してしまいます。

 ヒートシーターやハンドルヒーターなども電気の使用量が増えるため、電気を補うようにエンジンの回転数が上がる場合もありこれらも燃費悪化の原因となります。

冬場の燃費が悪くなる理由4
「スタッドレスタイヤ」

 冬場になると多くの方が車にスタッドレスタイヤを装着すると思います。そのスタッドレスタイヤも燃費悪化の原因となります。

 タイヤの素材であるゴムというのは寒くなると硬くなってしまいますが、スタッドレスタイヤは冬場でもしっかりと路面をつかめるように柔らかめのゴムで作ってあります。そのため転がる際の抵抗が普通のタイヤよりも大きいため余計な力が必要となり、多くの燃料を消費してしまい燃費の悪化につながります。

 最近ではスタッドレスでも燃費の良いものや、オールシーズンタイヤも登場しているのでそちらを選ぶと通常のスタッドレスタイヤよりも燃費の向上が期待できます。

こちらの記事も参考にどうぞ
 スタッドレスタイヤは買うべきなのか?

まとめ

 エアコンとスタッドレス以外は自分ではどうしようもないので対策が難しいですが、これらの理由が冬場に燃費が悪化する理由です。
 燃費を気にしてエアコンやヒートシーターを我慢して風邪をひいては余計に高くつきますので、冬場の燃費悪化は仕方がないものとして割り切るしかないでしょう。