5Gとは何なのかシンプルに解説 キャリア3社の対応も

2021-04-25

 「5G」が話題になっていますね。5G対応のiPhone12シリーズが出てさらに話題になっており、ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社とも今後5Gを普及させていくと発表しています。

 とはいっても5Gという言葉は知っているけど、どのようなものかよくわかっていない方も多いかと思います。私自身そんな1人だったため調べましたので、できるだけシンプルにご紹介します。

そもそも「5G」とは

 5Gとは5th Generationの略であり5世代という意味です、正確には「第5世代移動通信システム」になります。それの第5世代の部分のみ取って5Gと呼ばれています。おなじみの4Gも同じ略で1~3Gも存在します。

 お持ちのスマホの左上か右上に「4G」とか「3G」とか出るかと思いますが、5Gの通信になるとその部分に「5G」と表示されるようになります。

 国際電気通信連合という国際機関によって5Gに求められている3つの条件が存在します。

  • 高速大容量
  • 高信頼低遅延
  • 多数同時接続

 簡単に言うと、大容量を速く送信出来て多くの端末数に対応可能というものを5Gの規格では求められています。

2種類の5G技術

 5Gには大きく分けて「Sub6」と「ミリ波」があります。

・Sub6

 これは6GHz帯以下を使用した5G通信の事で、メリットとして建物などの影響が少なく基地局からの電波で広範囲をカバーできるということ、また4Gの技術を利用しエリア拡大を素早く行えるということです。
 デメリットとしては次に紹介するミリ波通信よりも速度が遅く、同時接続端末数もミリ波よりも劣るということです。

・ミリ波

 これは20GHzを超えるような高周波数帯を使用した通信で、メリットとしては圧倒的な高速通信と同時接続数の拡大ができます。デメリットとしては建物などの影響を受けやすく、広い範囲をカバーできないということです。そのため限られたエリアでしかまだ利用ができない状況です。

 Sub6・ミリ波共に普及が進んでいないのでまだ先の話となりますが、多くの方が普段使うようになるのはSub6の方で、スタジアムやお店など限られた範囲内であればミリ波通信に切り替わるという利用になると思います。

 スマホ自体もミリ波通信に対応している機種はまだ限られたもののみです。ミリ波の基地局が増えてくれば各社共にミリ波対応製品を出してくると思われます。

ソフトバンク・au と NTTドコモ は違う5G?

 現在、ソフトバンクとauがドコモよりも早く5Gエリア範囲を広げていくといわれています。これは決してドコモがサボっているわけで無く、違う方法で5Gエリアを広げているためです。

 au・ソフトバンクが進めている5Gは5G対応の新しい周波数帯を利用しつつも、DSSと呼ばれる技術で既存の4Gの周波数帯と基地局の設備を利用したものを進めています。そのため新たに機材などを準備しなくても5G対応が可能なためau・ソフトバンクはエリア拡大の動きが速いのです。

 一方ドコモは5Gとして利用可能な新しい周波数帯のみを5G用として使用するために、設備の設置工事などが必要なために少し出遅れている印象があります。しかし、本来の5G周波数帯を使用するため通信の性能(速度や接続台数)としてはau・ソフトバンクの上を行くと思われます。

 既存周波数帯を使用した5Gエリアでは、スマホ上の表示は5Gだが通信速度がそれほど出ないということもあるようなのでそのあたりは注意したいところです。

まとめ

 これから主流になっていくであろう「5G」には期待がされますね。

 各キャリア共に5Gエリアの拡大とミリ波通信スポットの増加を進めていくでしょうし、スマホメーカーも5G対応兼ミリ波対応スマホを次々と発売していくと思われます。

 今後の各社の動きに注目ですね。