スノーボード初心者がとりあえず滑れるようになるまで 1/2

とりあえず、スノーボードを滑れるようになりたいけど、どうやって練習すればいいの?

 私も去年からスノーボードを始めて3回ほど行き、ターンもまだぎこちないですが、思ったところに滑れるようになって来て、転ぶ回数も遥かに減りました。

 そこで、これからスノーボードを始める方に向けて、私自身もスノーボード初心者ですが一応滑れるようになるまでにやったことを紹介したいと思います。

もくじ

まずはスノボブーツの履き方

 ウェアは服と同じように着れるとしても、スノボブーツは履き方がいまいちわかりずらいと思います。まず、初めての方はスキー場のレンタルを使用すると思いますが、しっかり自分の足に合ったものを選ぶようにしてください。

 きつすぎたり、緩すぎたりすると足が当たったり擦れたりして痛みが出てくるので、最後まで楽しく滑るためにもしっかり選びましょう。

 基本的にサイズは普段履いている靴のサイズをまず履いてみるのが良いと思いますが、スノーボードのブーツは慣れないと履くのに苦労し、サイズが小さいのではないかと考えてしまいます。ですが、足がスムーズに入らないからと言ってすぐにサイズアップを行うのはやめましょう。

 スノボブーツはインナーアウターで別れています、両方ともユルユルに緩めてタンの部分(足の甲に当たる部分)を上に持ち上げながら足を入れると、さっきまできつかったブーツもすんなり入ると思います。

 タンの部分をに引っ張りながら頑張って履いたり脱いだりしている方を見かけますがブーツの特性上、前方向に引っ張っても緩みませんので上に引っ張るようにしましょう。

 足が入ったら、締める前かかと落としを何回か行います。ブーツのインナーはアキレス健のあたりをつまむようにホールドする部分があるため、かかと落としを行いしっかりとホールドさせます。そして、ブーツの紐を締めこむわけですが、恐らく普通の靴とは違うと思います。

 スノーボードブーツは先ほど書いたようにインナー・アウターと2層構造になっている為、それぞれを別々に締めこむ必要があります。

 インナーは紐を引っ張り、ブーツと紐の間についているストッパーをブーツ方向にスライドさせていけばOKです。アウターですが、靴紐タイプも存在はしますがレンタルで貸し出されるのは「BOA(ボア)」という、ワイヤーの巻取り式タイプが多いのではないかなと思います。 BOAとは一方向にしか回らないダイヤルが付いており、それを回すことによってワイヤーが巻き取られ靴を締めこむことができるものです。

 緩め方は、そのダイヤル部分を引っ張ってロックを解除します。少し力が要りますが、カチッというまで引っ張れば緩まります。

 ブーツの締め具合ですが、あまりきつくし過ぎると、血の巡りが悪くなり痺れてきたり、痛くなったりしますのでほどほどで良いと思います。私もこの部分はまだ良い塩梅がわかっていません(笑)

 ブーツが履けたらいよいよゲレンデです!

ブーツをスノボの板に取り付ける

 いよいよブーツを板に取り付けます。こちらもレンタルの際に利き足はどちらかを聞かれていると思いますが、今回は利き足が右のレギュラースタンスとして書いていきます。

 利き足が右の方は、まず左足に板を取り付けます。取り付ける部分は「ビンディング」や「バインディング」と呼ばれている、スノーボードの板についている固定器具です。

 ブーツを取り付ける方法ですが、まずハイバックと呼ばれる、ふくらはぎ側に来る板を立てて足を入れます。これを立てないと足をセットできないので見ればすぐにわかります。

 ビンディングにはベルトのような固定具が2本付いているので、1本を足首あたり、1本をつま先に来るようにセットし締めこみます。もし場所が間違えていても締めこんでいけば途中で「ここじゃないな」と気付くはずです。

 左足に取り付けができたら、まずはそこまで。右足はまだ取り付けないでください。なぜなら両足を取り付けると身動きができなくなります(笑)右足は移動用として使うため、リフトで上まで登るまでは基本的に装着しません。

滑る前に練習するべき事

 板も足に装着され、頭の中ではゲレンデを滑走する妄想が膨らんでいるかと思いますが、まだです。

 まずはリフトに乗る前に、片足だけで滑る練習です。

 片足で滑ると言っても斜面を滑るわけでは無く、右足で漕いでスケボーのように板に乗る練習です。これができないと平地での移動はもちろん、リフトの乗り降りがまともにできないため、ここはしっかり練習した方が良い所です。

 やり方はYoutubeなどを見れば多くの方が紹介しているので、詳しくはそちらを参照してもらった方が良いと思いますが、コツとしては板のついている左足をしっかり持ち上げて、右足で蹴り出すとうまく滑れます。

 しかし、こればっかりは実際にやってみて、自分の体で覚えるしかないですね。。。

いよいよリフトへ

 片足で滑れるようになり、いよいよ斜面を滑るためにリフトへ乗ります。

 友達や知り合いなどと乗りたい場合は、一緒に並べば乗れますのでそうしましょう。

 リフト乗り場周辺は雪が固まっていて滑りやすくなっていたり、地面がボコボコになっていたりして転びやすいので注意です。

リフトに乗る手順

1.順番が来たら線が乗り場に引いてあったり、看板が立っているのでそこまで進みます。
  (係の方が誘導してくれると思います)
2.リフトが後ろから迫ってくるので乗れる位置にいるか一応確認。
  (たまにリフトから外れた位置に座って尻もちつく人が…)
3.ひざかっくんの要領で、ひざ裏が当たったくらいでボードを進行方向に向けたまま斜め向きに座る。
4.安全バーを降ろす。

これでリフトに乗れるはずです。

 もし危なくなったら、係の方が非常停止をしてくれます。(周りに見られて恥ずかしいけど)  
リフトに乗る際は列に従って乗るわけですが、最初はなるべくリフト外側が乗り降りしやすいのでおすすめです。

リフトを降りる

 私はこの時が一番緊張します(笑)

 リフト降り場が近づいて来たら、安全バーを上げて少し斜め座りにします。

 これは板を進行方向へ真っ直ぐに向けるためです。乗り場について板が地面に接触し、降り場が斜面になったところで立ち上がると、リフトに乗る前に練習した片足滑りの状態で真っ直ぐ出ていきます。

 下手に曲がろうとしたり、止まろうとしたりすると転倒する可能性大なので、前に人がいなければそのまま直立不動で真っ直ぐ速度が落ちるまで行っちゃいましょう。

 リフト降り場でやってはいけないのが、降り場のすぐ目の前で止まってしまうことです。なぜなら後ろからどんどん人が来るから。転倒するのはしかたないですが、すぐに起き上がって邪魔にならない位置まで移動しましょう。

両足をボードに固定する

 ついに右足をボードに固定します。固定の方法は左足と同じです。

 固定する際には、邪魔にならないところで座って固定するわけですが、これもやりやすい場所があります。

 進行方向に少し斜面になっているところ

 このような場所が板の取り付け、そして取り付けた後の滑り出しがやりやすいです。

スキー場でスノーボードの板をブーツにセットしている
斜面を前にしてセットすると滑り始め易い

 進行方向に対して板を横向きにして置き自分も座り、その状態で右足を固定しましょう。ビンディングにブーツを固定するときは座ってやった方が、かかとがしっかりビンディングに入り固定できるので座って行うのがよいです。ブーツの裏側に雪が固まって付いているときがありますので、しっかりと綺麗にしてから装着しましょう。

 両足が固定出来たらいよいよ滑り出しです。
まずは、サイドスリップという横向きで降りていく滑り方ですが、続きは次回

この記事を書いた人

28歳の男性会社員です。
工場作業員勤務→専門学生→IT企業勤務を経て、現在は小さな会社の工場で品質管理の仕事をしています。

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