川魚料理が好きなのですが、最近とても良いお店を群馬で発見しましたので紹介します。
お店までのアクセスは正直言って悪く、バス停も近くに無いので車でないといけないような場所ですが、逆に秘境感があり店内の雰囲気もまるでモン〇ンの集会所のような内装でした。
出てきた料理も非常に美味しく、日本ではここだけでしか食べられないであろう「ヤマメの踊り食い」という料理が最高でした。
魚籠屋(びくや)とは
魚籠屋(びくや)と言う群馬県高崎市にある創業50年経つお店です。高崎といっても新幹線が通っている街中では無く、榛名山の麓にある峠道沿いにあるお店です。
イワナやヤマメなどの川魚料理を中心に、蕎麦やうどんなども取り扱っている和食のお店で、山菜やキノコは近くで店主が採取した、地元の食材を使用しており「山に来たなら山のものを堪能してほしい」という思いがあるようです。
ホームページもありますので、営業時間やアクセスは下のリンクからご確認ください。
魚籠屋HP:http://bikuya.blue.coocan.jp/index.html
魚籠屋に行ってきた感想
ここからは実際に魚籠屋へ行った様子を紹介していきます。
魚籠屋 店内の雰囲気
お店の外観は古民家という感じで、美味しそうな料理が出てきそうな雰囲気がすごいです。
順番待ちは外に置いてある紙に書いて待ちます。車のナンバーを書いておけば、車内で待っていても呼びに来てくれるようです。
店内はこんな雰囲気で、入り口を入るとすぐに囲炉裏がお出迎えです。焼き魚は全てこの囲炉裏で焼かれたものが提供されます。囲炉裏は結構な火力で火が焚かれており、暖かいですがかなり煙いです。服に焚き火の匂いが付くのは確実ですので注意が必要です。
店内には生簀があり、ここから新鮮な魚を持って行って調理されます。見た感じ泳いでいるのは全てイワナで、子供達は魚を楽しそうに見ていました。
魚籠屋 座席と注文
私は1人で行ったので囲炉裏を囲むカウンター席を案内されました。おそらくこの店内で1番暖かく、雰囲気を感じられる席です。(煙いですが)
目の前で、魚やおにぎりなどが焼かれていく様子をじっくり見れる非常に良い席です。
私は今回「ヤマメの踊り食い」と「焼きおにぎり」を注文しました。ヤマメの踊り食いは「ここまで来たなら」と勇気を出しての注文です。ちなみに私以外に頼んでいる人は居なそうでした。
料理到着と実食
ゆっくり、のんびりしたい方、お越しください。 せっかちな方はご遠慮ください。
魚籠屋HPより
HPにも書いてありますが、焚き火で魚をじっくりと焼きますので、料理の提供には時間がかかります。時間に余裕をもって来ることをオススメします。
1時間ほど待つと、先程まで目の前で焼かれていた「焼きおにぎり」が到着です。おにぎりは2つで横に漬物が付きます。
おにぎりは外がカリッと中がホクホクに焼けており、醤油が少し焦げた香りも相まって非常に美味しく、漬物はさっぱりとして美味しかったです。
いよいよ本命の「ヤマメの踊り食い」です。
ヤマメは頭を落として皮を剥いだ状態で到着です。最初は魚に囲炉裏の火の瞬きが反射しているのかと思ったのですが、よく見ると小さい筋肉がピクピクと動いているのがわかりました。それほどまでに新鮮な状態で提供されます。
大きい器には酢が小さい方は醤油です。料理が到着すると店員さんから食べ方の説明があります。
魚の真ん中あたりをしっかり持って、酢に15〜20秒ほど浸けた後、醤油をつけて食べます。かじった際に個体差はあるが、魚が踊るというものでした。
実際にやってみると、かじった時に少しピクピクと尻尾が動きました!まさに命を頂いているという事が感じられる料理です。
味も最高で、噛めば噛むほどヤマメの甘みが出てきて、海の魚とは違う川魚の旨味も口に広がります。骨はありますが魚が小さいので気にならず、背骨も鳥の軟骨のようにコリコリと食べられます。
ヤマメの踊り食いを頼むと、捌いたヤマメの頭と皮をサクサクの天ぷらにして出してくれます。塩と山椒で味付けしてあり、何も付けずにそのままでとても美味しい天ぷらが頂けます!
ヤマメの踊り食いは見た目に抵抗がある方が多いとかと思いますが、味は抜群に良いので一緒に行った人シェアするなど、1匹でも良いので勇気を出して食べてみる事をオススメします。
魚籠屋 まとめ
良いお店を見つける事が出来ました。少し金額は高いですが、その分とても美味しい料理を頂くことができます。目の前で焼かれていく魚を見ていましたが、焼き魚は食べませんでしたので次は頂いてみたいと思います。このような川魚料理のお店はあまり見かけませんので、長く続けて頂きたいですね。
是非みなさんも、魚籠屋で美味しい川魚料理を食べてみてください!
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