Anker(アンカー)から発売されたコンパクトなUSB急速充電器の「Anker313Charger (Ace, 45W)」を紹介します。
USB-Cポートを1つ搭載している最大出力45WのUSB充電器で、スマホやタブレットだけではなくノートパソコンにも充電できるのに、コンパクトそして軽量な充電器となっています。
「Ace」というのはPPS充電に対応しているGalaxyのAceシリーズからとったそうです。(Aceシリーズ自体はもう発売されてなさそうですが)
パソコンを持ち運ぶことがあるけど、充電器が邪魔で重たいと悩んでいる方には、おすすめの充電器です。
- コンパクトなので持ち運びがしやすい
- パソコンも充電できる
- 見た目が良い
- カラーバリエーションがない
- 値段が高め
- かなり発熱する
この記事で分かること
・Anker313Charger (Ace, 45W)の基本情報
・実際に使ってみて分かったこと
・どんな人に向いているか
Anker313Charger (Ace, 45W)の基本情報
基本情報
Anker313Charger (Ace, 45W)の基本的な情報を紹介します。
- メーカー Anker
- ポート USB-Cポートが1つ
- PPS充電対応
- ワット数 45W
- 定格電流 3A
- GaN(窒化ガリウム)半導体を使用
- MultiProtect (多重保護機能)搭載
- 対応機種 タブレット、スマホ、ノートパソコンなど
色々と情報がありますが、コンセントに差し込んで使用する45W対応のUSB-Cの充電器になります。
いくつかあまり聞くこのとないっ単語を使用している、わかりにくいものがありますので解説します。
- PPS充電対応
-
Programmable Power Supplyの略で電圧・電流を変化させて最適な状態で充電することにより、熱の発生などを抑えて効率的に最短時間で充電できる機能です。
対応している機器はサムスンのGalaxyくらいのようですが、これから対応している機器が増えていくのだと思われます。
- GaN(窒化ガリウム)半導体を使用
-
今までは「シリコン半導体」を使うのが主流で「GaN半導体」というのは人工衛星や産業機械などがメインで使用されていたものですが、その効率の良さに目を付け充電器への使用をAnkerが始めました。
GaN半導体を使用することにより効率が上がり発熱が抑えられるため、本体サイズを小さくすることができています。
- MultiProtect (多重保護機能)搭載
-
過電圧やショートなどで危険な状態にならないように11個のシステムが搭載されている、Anker独自の保護の仕組みのことです。
これにより長時間使用しても問題が発生しないように作られています。
正直Ankerの製品は少し高いですが、それなりの機能が搭載されています。
大きさと重さ
カタログで紹介されている大きさと重さは、約41×38×35mmで重さ約69gと紹介されています。
実際に測った大きさ
- 41×38×35mm(コンセント折り畳み時)
- 57×38×35mm(コンセント展開時)
カタログ通りで非常にコンパクトな充電器です。
Ankerのサイトでも以下のように紹介されています。
一般的な45W出力の充電器と比べ約30%小さなコンパクトサイズを実現。折りたたみ式プラグを採用し、旅行や出張などどこにでも気軽に持ち運ぶことができます。
Anker公式サイト
ズボンのポケットに入れても余裕のある大きさなので、パソコンをもって移動するときなどはパソコンケースがなくても、ズボンのポケットに充電器とケーブルを入れて移動することができます。
実際に測った重さ
- 実測した重さ 73g
こちらはカタログ値よりも4g重いですが、それでもパスタ1人前(100g)よりも軽いです。
持ち運ぶ時も荷物の重さが増えないので、出張などで荷物が多くパソコンも持ち運ぶような方には、この軽さは非常に大きなメリットでしょう。
DELLの充電器と重さを比較
私は現在DELLのノートパソコンを使用しており、充電器もそのパソコンについてきた純正品を使用していますので、その充電器と重さの比較を行ってみました。
充電器 | 重さ |
Anker313Charger (Ace, 45W) | 138g |
DELLの純正充電器 | 318g |
Anker313Charger (Ace, 45W)もケーブルがないとフェアではないので、同時に買ったUSB-Cケーブルも一緒に重量の測定をしていますが、それでも半分以下の重さであり非常にコンパクトに収まっています。
外観とデザイン
カラーバリエーションは黒のみです。
デザインはシンプルで無駄な装飾は無いですが、表面が艶消しのマットな表面になっているため安っぽさはありません。
指紋だらけになるということはありませんが、艶消しの黒なので皮脂などの油汚れが付くとその部分が光って目立ちそうです。
これからカラーバリエーションが増えるのかは不明ですが、白の充電器もAnkerのラインナップにはありますので発売される可能性は0ではありません。
Anker313Charger (Ace, 45W)のレビュー
ここからは私が購入し実際に使ってみて、わかったことや感じたことを紹介していきます。
使い勝手
やはりコンパクトで軽いというのが、使ってみてまず感じるところです。
Ankerのラインナップにはもっと小さい「nano」というシリーズのものがあるのですが、最小モデルは大きさ自体はかなり小さくコンパクトですがコンセントが折り畳めません。
本体サイズが小さいというのは魅力的ですが、コンセントが出たままというのはケーブルなどが引っ掛かり使い勝手が悪く、ストレスが大きいです。
この充電器はコンパクトであり、コンセント部分も折りたためるのでGoodです。
メリット・デメリット
実際にこの充電器を使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
メリット
- コンパクトなので持ち運びがしやすい
- パソコンも充電できる
- 見た目が良い
- コンパクトなので持ち運びがしやすい
-
何度も言っていますが非常にコンパクトですので、持ち運ぶ際にも荷物が増えた感じがしません。
Anker313Charger (Ace, 45W)が同じ出力でこんなに小さいのに、DELLの純正充電器がなぜこんなに大きいのか疑問です。
- パソコンも充電できる
-
基本情報の部分にも書きましたが、パソコンにも使用できる充電器できます。
これ1台あればスマホからタブレットやパソコンと、ほとんどの機器を充電することができるので、パソコンの周辺機材を少なくする事もできます。
デスク周りがスッキリしそうです。
- 見た目が良い
-
好みはあると思いますが見た目がかっこいいです。
無駄な装飾が無く、シンプルなデザインで洗練された感じで私は好みです。
スタバとかで使ってもかっこよさそうです。
デメリット
- カラーバリエーションがない
- 値段が高め
- かなり発熱する
- カラーバリエーションがない
-
Ankerの製品であれば、この製品に限った話ではないですが、色は黒のみなので色を選ぶ楽しみはありません。
カラフルな色の充電器が欲しい方にとってみると、機能面ではいいけど欲しい色が無いという面はデメリットになるでしょう。
- 値段が高め
-
この製品に限ったことではないですが、充電器としては少し値段が高いです。
これと同じまたはそれ以上のワット数で安い充電器は多く出回っていますので、単純に値段だけの比較だと割高な感じがします。
もちろん高いだけAnkerは安全性・信頼性の部分にコストをかけているのだと思います。
- かなり発熱する
-
実際にパソコンの充電に使用してみましたが、充電器本体がかなり発熱します。
他のAnker製品も発熱は多いようなので、問題は無いのでしょうが少し心配になってしまいます。
本体が熱くなるということは、内部の熱をしっかり放熱できているとも考えられます。
総合判断
私自身は買って良かったと感じています。
その理由としてもっとも大きいのが、今まで純正の大きくて重い充電器を使用していましたが、Anker313Charger (Ace, 45W) は、おなじワット数なのにコンパクトで軽いという点です。
今までパソコンケースの中で、かなりの容量と重さを占めていた純正充電器がこの充電器に変わったことにより、はるかに余裕ができて荷物の総重量も減らすことができました。
見た目も純正の充電器よりもカッコいいので、外に持ち出して使用する際にも周りの目を気にすることなく充電することが可能です。
Anker313Charger (Ace, 45W) のレビューまとめ
Anker313Charger (Ace, 45W)はこんな人におすすめ
- パソコンを持ち出す機会が多く充電器を小さくしたい人
- 複数同時に充電をする機会が少ない人
- 少し高くても安全性が高く、見た目が良い充電器が欲しい人
- パソコンを持ち出す機会が多く充電器を小さくしたい人
-
とてもコンパクトで軽い充電器なので、パソコンを持ち出して外でも充電する機会が多い方には荷物が重くならないのでおススメできます。
純正充電器よりも見た目が良いので、外で使用する際にも周りの目は気にならないでしょう。
また、ケーブルの長さもあなたの好きな長さの物を買えば自由に選べるので、外で使用する際にケーブルが余ってぐちゃぐちゃになるということも減らせます。
- 複数同時に充電をする機会が少ない人
-
パソコンとスマホ、スマホとタブレットなど機器を同時に充電する機会が少ない方は、ポートが一つのAnker313Chargerで十分でしょう。
ポートが増えるだけ金額も上がりますしサイズも大きくなります。
使わないポートが付いている充電器に余分な金額を払うのならば、ポートが一つの充電器を使用した方が経済的ですしスマートです。
- 良い充電器が欲しい人
-
充電器は安いものを探せば、この充電器よりもはるかに安いものがいくらでも見つかります。
正直Ankerの充電器の価格は高めですが、安全性・信頼性の点から少し金額が高くでも良い充電器を使いたいという方にはおすすめです。
有名ブランドなので所有感も満たせます。
Anker313Charger (Ace, 45W)はこんな人には向かない
- パソコンを持ち出さない人
- 複数の機器を充電する機会の多い人
- 充電器は安物でいい人
- パソコンを持ち出さない人
-
そもそもパソコンを持ち出す機会が少なく充電器もほぼ据え置き状態な方は、Anker313Chargerのようなコンパクトな充電器を購入してもメリットが無いでしょう。
コンパクトな分、机の上がスッキリするかもしれませんが、やはりこのコンパクトさは持ち歩いてその利便性がわかるところだと思います。
- 複数の機器を充電する機会の多い人
-
複数の機器をもっており、複数機器の充電をよくする方はポートが1つしかないAnker313Chargerは向いていないでしょう。
複数の充電器を普段から使用している方は、充電ポートが多いか複数台もちをお願いします。
- 充電器は安物でいい人
-
とりあえず充電できれば何でもいいという人には、この充電器に限らずAnkerの充電器は買わない方がいいでしょう。
純正の充電器を使い続ける方がお金はかかりませんよね。