仮想通貨の取引を行っていると聞く「アービトラージ」という単語、特に自動売買ツールでよく聞くイメージです。この記事では、仮想通貨でのアービトラージについて解説していきます。
自動売買を行ってみたい方は運用するまでの7ステップをまとめてあります。
アービトラージとは
アービトラージ(Arbitrage)とは、日本語で言うと裁定取引と言われる金融・証券用語になります。
仮想通貨でのアービトラージ
仮想通貨でのアービトラージは、主に「トゥルーアービトラージ」と呼ばれている同じ銘柄でも取引所によって生じている価格差を利用して利益を上げていく手法となります。
例として国内で有名な仮想通貨取引所である、ビットバンクとビットフライヤーの価格差を見てみます。
このように同じ銘柄でも、取引所によって若干の価格差があることが分かります。この価格差を利用して、利益を上げていく手法がアービトラージとなります。
仮想通貨のアービトラージの基本的な流れ
仮想通貨で行われているアービトラージは、空売りを行う信用取引を行った方法もありますが、ここではイメージのしやすい現物取引を行う場合を紹介します。
- 取引所間で価格差があることを確認する。
- 安い取引所で仮想通貨を購入。
- 高い金額の取引所へ仮想通貨を送金。
- 送金先の取引所にて仮想通貨を売却。
流れで書くと上記の通りですが、一言でいうと「安い取引所で仮想通貨を購入して、高い取引所で売却し利益を出すこと」が、仮想通貨取引でのアービトラージとなります。
仮想通貨でのアービトラージのメリット・デメリット
仮想通貨でのアービトラージのメリット
- リスクが比較的に小さい。
- 銘柄やチャートの知識が無くても取引ができる。
- 価格の変動を待つ必要が無い。
- リスクが比較的に小さい
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アービトラージは実際に価格差が発生していることを確認してから、仮想通貨の購入を行います。そのため、一般的なトレードと違って、購入後に価格が落ちて損失を出してしまうようなリスクが小さい手法になります。
- 銘柄やチャートの知識が無くても取引ができる
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仮想通貨取引所間の金額差での取引手法ですので、銘柄についての知識やローソク足の読み方がわからなくても、価格差があることが確認できればアービトラージで利益を出すことが可能です。
- 価格の変動を待つ必要が無い
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アービトラージでは価格差を確認してから購入を行うので、チャートを見て今後の値動きを予測しながら行う取引とは違い、価格が上昇することを待つことなく、送金・売却さえできれば利益を出すことが可能となります。
仮想通貨でのアービトラージのデメリット
- 利益を出すには大きな元手が必要。
- 送金手数料がかかる。
- 送金中に価格が変動する。
- 利益を出すには大きな元手が必要
-
アービトラージでは取引所間で大きな差額を生じることがあまり発生しません。そのため、チャートでの取引で発生する急激な価格高騰により「ビットコインが購入した時の10倍になった!」というような、大きなチャンスは発生することがありません。(逆に大暴落もありません)
ですので、アービトラージでそれなりの利益を期待するのであれば、それなりの元手が必要となります。大きな資金があれば大きな利益が得られるという仕組みは、アービトラージに関わらず全ての投資で言えることですね。
- 送金手数料がかかる
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取引所を跨いで売買を行うので、どうしても送金手数料が掛かってしまいます。
1回の手数料としてはそれほど高いものではありませんが、売買を繰り返すと無視できない金額となってきます。もちろん、それ以上の利益を上げれば良いのですが、送金の度に手数料が発生してしまうのはデメリットといえるでしょう。
・ビットバンクの手数料一覧:https://bitbank.cc/docs/fees/
・ビットフライヤーの手数料一覧:https://bitflyer.com/ja-jp/commission - 送金中に価格が変動する
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デジタルで行われている仮想通貨といえども、取引所間を移動させる際には送金時間が発生します。一般的に数分から数十分のようですが、その間に価格が変動し想定していた差額よりも小さくなる、あるいは逆転してしまう場合があります。
これは、アービトラージのもっとも大きなデメリットであり、リスクでしょう。
仮想通貨でのアービトラージまとめ
仮想通貨でのアービトラージについて解説しました。
比較的にリスクが少なく、銘柄の知識やチャートの知識が無くても利益を上げる事ができますが、それなりの利益をあるには元手がある程度必要になったり、送金中に価格が変動したりするデメリットもあります。
メリット・デメリットを理解して、アービトラージを行うか、チャートでの取引を行うか、自分に合った利益を上げていく方法を見つけてみてください。