仮想通貨の自動売買ツールって本当に儲かるのか気になりますよね。
この記事では、仮想通貨の自動売買ツールを検討している方へ向けて、運用実績を売買が行われる度に更新していく、実況形式で報告していきたいと思います。
下の記事でPythonを使って自動売買ツールを自作・運用するまでの7ステップをまとめてありますので、仮想通貨の自動売買ツールに興味のある方は、ぜひご覧ください。
3か月半運用して現在は運用停止しています。
停止までの運用実績が記録されていますのでご覧ください。
自動売買ツールの設定
自動売買ツールを動かすには様々な設定が必要になりますので、それらの設定内容の一例を紹介します。
自動売買ツールの基本設定
- ゴールデンクロス・デッドクロスの手法
- 損切りは購入金額の15%減時
- ローソク足は4時間足を利用
- 通貨はビットコイン(BTC)を使用
- 取引所はビットバンクを使用
- ゴールデンクロス・デッドクロスの手法
-
ゴールデンクロス・デットクロスの手法とは、2本の移動平均線を使用したトレード手法のことです。
平均期間が短い平均線が、期間の長い平均線を下から上に抜けたときに購入して、逆に平均期間が短い平均線が期間の長い平均線を上から下に抜けた場合に売却を実施します。
詳しくは下の記事を参考にしてみてください。
仮想通貨の自動売買ツールをPythonで自作する 移動平均線について 仮想通貨の自動売買ツールを自作したい方へ向けての記事です。ここでは、移動平均線とは何か、計算方法からPythonのサンプルコードを解説しています。 - 損切りは購入金額の15%減時
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自動売買ツールですので、損切にも明確なルールを設定しなければなりません。
私は購入金額の15%を相場の価格が下回ったら、どんな場合でも売り注文(損切り)を実施するように設定しました。
15%という数字は適当に決めました。
- ローソク足は4時間足を利用
-
前回運用した際には、データを取りに行くのは頻度が多い方がいいだろうと1分足で行っていました。
ですが、取引シミュレーションを行った結果、4時間足が良いという結果になりましたので、今回はそれを信じて、4時間ごとにデータを取りに行き、そのデータから売買タイミングを見るように設定しました。
仮想通貨の取引に最適な時間足は?【4時間足が最高益でした】 仮想通貨のクロス取引に、最適なローソク足の時間足設定があるのではないかという事で、調査をしてみた記事です。正直4時間だと動きがほとんど無くて、見ていてつまらないです。
以下の記事が以前に自動売買ツールを動かした記事です。
仮想通貨の自動売買ツールをPythonで自作する 4週間運用の結果 仮想通貨の自動売買ツールを自作して、実際に4週間連続で運用し、自動売買の仕組みから実績を紹介しています。 - 通貨はビットコイン(BTC)を使用
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取引を行う通貨は引き続きBTC(ビットコイン)を使用します。
比較的、値動きが安定し取引量もあるので今回の取引手法も役に立つと思っています。
- 取引所はビットバンクを使用
-
取引所は手動トレードの時から使用している「ビットバンク」を使用します。
ビットバンクのサイトへ → 仮想通貨ならビットバンク
口座解説の方法が心配な方は、こちらの記事を見ながら行うと安心です。
自動売買ツールの初期資金
最初の資金は以下の金額を使用します。
- 日本円 7828円
- ビットコイン 0.000012btc
なぜこのような中途半端な金額なのかというと、前回の自動売買で10000円の初期資金から、この金額まで減らしてしまった為です。
お金を稼ぐのは難しい…
ここで増資して1万円からスタートしても良いのですが、ここから前回の損失を取り返し、それを上回ることが出来るのかを試した方が面白いので、とりあえず初期資金額の1万円に戻るまでは増資無しで行ってみたいと思います。(途中で増資したらごめんなさい)
2022.04.01追記 2022.04.01のトレードで1万円に到達しました。
自動売買ツールは儲かるのか実験(随時更新)
自動売買ツールが儲かるか実験するために、運用を2022.02.06からスタートさせました。
資産額の日本円は小数点以下切り捨て、ビットコインは小数第5位以下を切り捨てとして、現在の資産を表記していきます。
2022.02.25に買い注文を実施
買い注文が4,488,413円で行われました。
しばらく下降相場が続いていて、運用していても動きがないのでつまらなかったのですが、相場が急落した後に戻ってきたところで買い注文が発注されました。
チャートを見直すと、買うタイミングとしてはもう少し早い方が底値を掴めたのですが、悪くはないでしょう。
次は上手いタイミングで売ってくれる事を期待です。
2022.03.04に売り注文を実施 +544円
売り注文が4,813,300円で行われました。
損益は+552円となり、日本円の初期資金7,828円が8,372円となりました。(取引手数料で利益が減ってます。)
金額自体は初期投資額が少額なため、大きくないですが、初期資金の約7%の利益を上げたと考えれば良い仕事をしたと思います。単純に言えば10万円を入れていれば、7000円の利益が出せたわけです。
トレードの内容としては、相場の山がかなり下がってきてからの売却となり、高値を逃して損をしている感じがあります。
売却時は、もう少し早いタイミングで行うセッティングが、利益をさらに出せるかもしれませんが、あまりに早く利確すると、さらに相場が上昇するチャンスを逃す可能性もあるため、そこの塩梅が難しいところです。
とりあえずは、自分の作った自動売買ツールがお金を稼いでくれたのは間違いないので、素直に嬉しいです。
次は、良いタイミングで買うことを期待して、引き続き運用していきます。
・現在資産
日本円:8,372円(+544)
ビットコイン:0.0000BTC
2022.03.09に買い注文を実施
買い注文が4,484,498円で実施されました。
急激に値上がりしたローソク足の根元の方で購入でき、しかもメイカーで購入できたので、マイナス手数料として1円くらい貰えました。
メイカーとは板に無い価格を提示した場合のことです。
メイカーで約定すると少額ながらお金がもらえます。
今回のように急激に値上がりしている場合は、急激に値下がりをするパターンが多いので心配ですが、売りタイミングも自動売買ツールに任せます。
良いタイミングで売ることを期待して、引き続き運用していきます。
・現在資産
日本円:302円
ビットコイン:0.0018BTC
2022.03.11に売り注文を実施 +47円
売り注文が4,512,009円で実施されました。
今回の売却で損益は+49円となり、日本円の残高は前回売却時の8,372円から8,419円に増加しました。(手数料の関係で金額がズレてます)前回の552円の利益と比べると非常に少ないですが、損はしないで利益を出せています。
前回(2022.03.09)の購入時に予想した通り、急激に上がった価格は急激に落ち込み、レンジ相場になり始めたところで売ったようです。
急激な価格の変動には反応しないようなセッティングになっていますので、高値で売れず少し損をしている気もしますが、少額ながらも確実に利益を積み上げているので良いと思います。
自分でトレードしていると、買った金額よりも下がりそうになった時に、つい売りたくなってしまいますが、一時の値動きに惑わされずに、決められたルール通りにトレードを行ってくれるのは、自動売買ツールの良いところの1つですね。
この調子で稼ぎ続けることを期待して、運用を続けていきます。
・現在資産
日本円:8,419円(+47)
ビットコイン:0.0000BTC
2022.03.15に買い注文を実施
買い注文が4,595,933円で実施されました。
レンジ相場で推移していましたが、購入のルールに当たったようです。テイカーでの購入となったため、約10円の手数料がとられてしまいました。
この記事を書いている現在(2022.03.16 12:50)では下がる方向に行っているので少し心配ですが、自分で作った自動売買ツールを信じて、引き続き運用を行っていきたいと思います。
・現在資産
日本円:137円
ビットコイン:0.0018BTC
2022.04.01に売り注文を実施 +1705円
売り注文が5,555,331円で実施されました。
購入してからビットコインが高騰し、上がり続けていましたが下がる兆候が出てきて売却タイミングと判断したようです。
この取引で+1705円という、元手からすると大きな儲けを出す事ができました。
元手を増やせばもっと稼げるかも…!
トレードを見直すと良いタイミングで購入してますが、前回の売却時と同じく売るタイミングが遅いです。利益を出せているのでまだ良いのですが、やはり勿体ないです。ここで欲を出すか迷います…。
運用開始時に書いていた、資産1万円まで取り戻せたので、増資も検討しながらさらに運用を続けていきます。
・現在資産
日本円:10,124円(+1705)
ビットコイン:0.0000BTC
2022.04.11に増資しました。
目標の1万円まで資金を取り戻せましたので、2万円を増資しました。
これで合計で自動売買ツールは、約3万円を使えるようになりました。
頑張って稼いでもらわないとですね。
・現在資産
日本円:30,124円(+20000)
ビットコイン:0.0000BTC
2022.04.19に買い注文を実施
買い注文が5,186,111円で実施されました。
全体的に落ち込み傾向だったところで、急激な高騰が発生したため購入ルールに合致して買い注文を行いました。急激な高騰があると、急激な下落もセットである場合が多いため少し心配です。(もうすでに落ち始めている?)
別の話ですが、またテイカーでの注文となり手数料(0.12%)が取られてしまいました。一応、板に無い価格で注文を行う仕組みにはしていますが、もっと素早く注文を行えるように改善が必要そうです。
・現在資産
日本円:9円
ビットコイン:0.0058BTC
2022.04.22に売り注文実施 +111円
売り注文が5,217,600円で実施されました。
購入時の予測通り、急激な高騰後に急落してきました。
データ取得間隔が長いので売りタイミングを逃してしまう可能性がありましたが、一時的に価格が停滞したタイミングで売ることができ、180円程度という少額ながら利益を出すことができました。
現在の相場は下がっているので、しばらく買うことは無さそうです。
しかし、価格が上がっているところで売れないのは本当にもったいないですね。天井で売ることができれば1000円以上の利益は出たはずです。その部分をうまくトレードできるように試行錯誤中ですが難しそうです。
・現在資産
日本円:30,235円
ビットコイン:0.0000BTC
2022.04.26に買い注文実施
買い注文が5,198,060円で実施されました。
買い注文が実施されましたがその直後に大きく下がっています。。。
損切ポイントまで下落した場合は今までの利益が全て吹き飛びますが、さすがにそこまでは下がらないと予想しています。
そうなった場合は売りも買いもせず、塩漬けビットコインが出来上がりますが、自動売買ツールになるべく任せて運用していきたいと思います。
相場が上昇することを祈りつつ、改良を進めていきたいと思います。
・現在資産
日本円:92円
ビットコイン:0.0058BTC
2022.05.09に売り注文(損切り)実施 -4,603円
売り注文が5,198,060円で実施されました。
購入後、それ以上に上がっていくことが無く下がっていき、ネットニュースで出るレベルまで下がってしまいました。下落していく途中で設定した損切条件に該当したため、損切が発動したということです。
値動きを見ると本当の底値で売ってしまったわけではなさそうなので、そこは不幸中の幸いですが典型的な「コツコツドカン」を行ってしまいました。
コツコツ利益を積んで、ドカンと損をする。
ここで自動売買を止めようかとも思いましたが、どうせならプラスで終わらせたいので引き続き行っていきたいと思います。
値動きを見ると、これから上がっていきそうな気配もありますので期待したいと思います。
・現在資産
日本円:25,632円
ビットコイン:0.0000BTC
2022.05.19 自動売買ツールを停止しました
いた もうしばらく動かす予定だったのですが、大暴落からの回復の兆しが見られないので、自動売買ツールは一旦停止することにしました。
3か月半くらい動かして、最終的な結果は2000円ほどのマイナスとなってしまいました。
コツコツ積み上げたものを、最後に起きた損切で全て吹き飛ばしました。
移動平均線のクロスだけでの自動売買だと、長期的(1年とか)に見ればシミュレーション上ではプラスになることはわかっているのですが、しっかり最適化していかないと、今回の結果のようにコツコツドカンを繰り返していきそうな雰囲気です。
また、4時間というのも長期的な目線で見れば利益が出ることはわかっていますが、値動きが激しい仮想通貨だと高値で売るチャンスをかなり逃しており、あまり向いていないように感じました。
特に4.22の取引では、もっと早いタイミングで売れば、利益を倍にできたでしょう。
次は高頻度取引の自動売買ツールも検討していますので、完成しましたらそちらの運用実績を報告していきたいと思います。
・最終資産
日本円:25,632円
ビットコイン:0.0000BTC
仮想通貨の自動売買ツールを作ってみたい方はこちらの記事からどうぞ
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