Windowsのスマートフォン連携は何ができる?【iPhoneとの接続方法】

スマートフォン連携というWindowsのアプリは、何ができるのか気になっていませんか?

このアプリは名前の通り、パソコンとスマホを連携させるためのアプリであり連携させることによりスマホに届いた通知や電話を、パソコンで受け取ることができるようになります。

今まではAndroidのみ対応でしたが、2023年5月からWindows11のパソコンはiPhoneにも対応するようになりました。

この記事ではスマートフォン連携とは何ができるのかと、iPhoneとパソコンを実際に連携をする手順を紹介していきます。

この記事がおすすめな人
  • スマートフォン連携は何ができるのか知りたい人
  • どうやってiPhoneをパソコンと連携させるのか知りたい人
もくじ

スマートフォン連携とは?

スマートフォン連携で何ができる?

スマートフォン連携でスマホとパソコンを連携させると、パソコン上でスマホの電話をとったり、届いたメールや通知を受けることができるようになります。

スマートフォン連携でパソコンに表示されたGmailの通知

パソコン作業を行っている時にスマホに通知がきたら、一旦作業を止めてスマホを開いて確認するのが普通ですが、スマートフォン連携させると画像のようにパソコン上にスマホに届いた通知が表示されるため、パソコン作業を中断することなく確認することが可能です。

仕事でパソコンとスマホを同時に使用しているような方には、手を止める時間が少なくなり作業効率が上がりそうな機能です。

AirDropとは機能が違う

パソコンとスマホを連携できるというと、MacとiPhone間でデータのやり取りができる「AirDrop(エアドロップ)」を思い浮かべるかもしれません。

私もAirDropと同じ事ができるのかと実は喜んでました。

しかし、スマートフォン連携はスマホへ届いた通知をパソコンに送ったりメールを送るという機能なので、AirDropのようにパソコンとiPhone間での写真や動画のやりとりはできません。

スマートフォン連携をiPhoneで行う方法

事前準備

スマートフォン連携の手順を行う前に、あなたのパソコンとiPhoneがスマートフォン連携に対応しているかの確認が必要です。

対応しているのであれば、専用のアプリをiPhoneへ事前にインストールしておく必要があります。

対応デバイス

スマートフォン連携が使用できるのは以下に対応しているデバイスです。

  • Windows11搭載のBluetooth対応パソコン
  • iOS14以降のiPhoneシリーズ

機種でいうとiPhone6以前はiOS14に対応していないため、スマートフォン連携は使用できません。

その場合、OSのサポートが切れている状態なのでセキュリティの面からみても早めの買い替えをおススメします。

事前にアプリのインストール

スマートフォン連携を使用するには事前にiPhoneへ「Windowsにリンク」という、パソコンとiPhoneと連携させるためのアプリをインストールする必要があります。

Microsoftが作ったアプリなので安心です。

Appstoreからインストールできますので、Appstoreにて「Windowsにリンク」で検索をすれば出てきます。

初期設定などでMicrosoftアカウントへのサインインなどは求められないため、気軽にインストールして使うことができるアプリです。

連携する手順

私はiPhoneを使用しているのでiPhone版での説明になります。

Bluetoothを使う接続になりますのでBluetooth機能はONにしてください。

STEP
パソコンでスマートフォン連携を開きiPhoneを選択

パソコン側でスマートフォン連携のアプリを開くと「Android」と「iPhone」を選択するボタンが表示されるので、あなたが使用しているスマホの種類を選択します。

スマートフォン連携の電話選択画面

私はiPhoneを使用しているので「iPhone」を選択します。

STEP
QRコードを「Windowsとリンク」で読み取る

選択するとQRコードが表示されるので、そのQRコードを事前準備でiPhoneにインストールした「Windowsにリンク」のアプリを起動し「QRコードのスキャン」を選択しカメラで読み取ります。

スマートフォン連携で連携するためのQRコード表示画面

カメラの使用許可について表示されますので許可してください。

STEP
iPhoneでBluetoothペアリングを許可する

QRコードをiPhoneのカメラで読み取ると接続作業が開始です。

iPhoneでスマートフォン連携のQRコードを読み取っている画面

パソコンの画面に6桁の数字が表示され、iPhone側には「Bluetoothペアリングの要求」というタイトルで、ポップアップが出てきます。

スマートフォン連携のペアリングの番号が表示されている画面

ポップアップ内にも6桁の数字が表示されますので、その数字がパソコンに表示されているものと同じ事を確認し「ペアリング」を押して許可をするとペアリングが開始されます。

iPhoneに表示されたBluetooth接続のペアリング要求画面

「346368」が一致していますね。

STEP
通知の許可設定

ペアリングが完了すると、iPhoneに通知の許可に関するポップアップが出てきますが、これはiPhoneの通知をパソコンにも送って良いか?という確認なので「許可」を押します。

iPhoneに表示された通知受信の許可のためのポップアップ

ここで許可しないとパソコンに通知が表示されなくなってしまいますので注意です。

STEP
連携完了

これで連携が完了です。

連携が完了したスマートフォン連携の画面

WindowsにリンクのiPhoneアプリ画面にも表示されているかと思いますが、以降はパソコンとのBluetooth通信ができる範囲にいると今後は自動的に接続されます。

以降は自動的に接続される

ここまでの手順を行ってペアリングが完了したら、次回からはBluetoothの接続ができる範囲ならば自動的に接続されて、iPhoneに届いた通知をパソコンで受け取ることができます。

パソコンの「スマートフォン連携」をスタートアップの設定で有効にしておく必要があります。(初期設定は有効です)

iPhoneでのスマートフォン連携 まとめ

電話・SMSをよく使う方におすすめ

スマートフォン連携は電話通話とSMSの送受信が可能ですので、電話とSMSをよく使用する方にとっては非常に便利な機能となります。

パソコン作業を行いながら電話対応、SMSが届いたらそのままパソコンで返信することができます。

その他の通知も返信はできませんが、スマホに届いた通知をパソコン上で受け取ることができるだけでも便利になるでしょう。

私の使い方だと必要ないかも

実際に使ってみて感じたのは、私にはあまり必要性の無い機能かなという印象です。

私の使い方とすると電話はLINE、SMSも使わずにLINEか Gmailがメインなのでスマートフォン連携では返信ができません。

各種通知をパソコン上で確認できるというのは便利に感じますが、返信ができないのであまり有効的には使えなそうです。

まとめ

今回はWindowsで使用できる「スマートフォン連携」を紹介しました。

スマホに届く通知をパソコン作業をしながら確認できるのは便利な機能ですが、電話とSMSを多く使う方でないとあまりメリットは大きく無いかもしれません。

Windows11とiPhoneでの接続方法を紹介しましたが、接続方法は簡単なのでお試し程度でもやってみて体験してみてください。

この記事を書いた人

28歳の男性会社員です。
工場作業員勤務→専門学生→IT企業勤務を経て、現在は小さな会社の工場で品質管理の仕事をしています。

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