スマホの充電を長持ちさせる2つの方法【バッテリー寿命の伸ばし方も】

 あなたは1日に何回、スマホの充電を行っていますか?

 多くの方は1日1回でスマホの充電は済むかと思いますが、つい使い過ぎてスマホの充電持ちがなくなってしまい1日もたないときなどありませんか?

 また長く使っているスマホだと、充電持ちが以前よりも悪くなり、すぐに充電が無くなってしまうと思います。

 この記事では、充電持ちを長くする方法とバッテリー自体の寿命の伸ばし方を紹介します。

もくじ

スマホの充電作業は現代では必須

 通勤時にモバイルバッテリーや車で充電する人や、寝る前に充電器にセットする人など様々なタイミングで充電しているかと思います。

 スマホの保有率が90%を超えている現代では、スマホに充電を行うという作業は必須といってよい作業になっています。

私も毎日スマホに、ご飯(電気)をあげてます。

 こちらの記事で充電器の選び方や違い、オススメの充電器を紹介しています。

スマホの充電を長持ちさせる3つの方法

無駄な通信をさせない

 スマホは常に様々な通信を行おうとしています。

 その中でもWiFiBluetoothの通信を減らすことはスマホの節電としては代表的なものになり、充電持ちをよくすることが期待できます。

 WiFiとBluetoothの機能は常に電波を出したり受け取ったりしているので、これらの通信をなくすことによって、電気の使用量を減らすことができます。

 とはいうものの、WiFiやBluetoothもスマホの便利な機能として備わっているものですので、オフにすると何ができなくなるのかをいくつか紹介します。

WiFiをオフにしたときにできなくなること

  • WiFiを使用してのインターネット接続ができなくなる
  • AirDropが使用できなくなる(iPhoneの場合のみ)
WiFiを使用してのインターネット接続ができなくなる

 WiFiをオフにしますので、当然WiFiを使用してのインターネット接続ができなくなります。

 そのため自宅などWiFiが接続できる環境でも、通常のモバイル通信を使用することになるので、キャリアのいわゆる「ギガ」を消費することになり通信制限になってしまう恐れが発生します。

バッテリー持ちを気にして、通信制限を喰らうのはツラいです。

 ですが、WiFiの無駄な通信をなくすことができるため、電気の使用量が減って充電持ちはよくすることができます。

AirDropが使用できなくなる(iPhoneの場合のみ)

 Apple製品間で、画像や動画の転送ができるAirDrop(エアドロップ)ですが、こちらも使用できなくなります。

 AirDropの仕組みはBluetoothで通信先を探し、WiFiでデータの送受信を行うためWiFiをオフにしてしまうと、AirDropの使用はできなくなってしまいます。

 写真や動画をAirDropで送りたいときには、WiFiがオフになっていると使えない状態になるので注意です。

Bluetoothをオフにしたときにできなくなること

  • AirDropが使用できなくなる(iPhoneの場合のみ)
  • 自販機のアプリが使用できなくなる
  • スマートウォッチなどとの通信ができなくなる
AirDropが使用できなくなる(iPhoneの場合のみ)

 WiFiのところでも紹介しましたが、AirDropはBluetoothを使用して通信先を探し、WiFiでデータを送受信する仕組みです。

 Bluetoothをオフにすると、通信先を探すことができなくなるので、AirDropも使用できなくなります。

自販機のアプリが使用できなくなる

 私が使っているアプリの中でも最もBluetoothを使っているのが、自販機と通信してジュースを買うとポイントがたまるアプリです。

 このアプリは自販機とBluetoothで通信をして、自販機の情報を取得していますのでBluetoothをオフにすると、アプリと自販機との通信ができないため使用できなくなります。

スマートウォッチなどとの通信ができなくなる

 スマートウォッチやワイヤレスイヤホンなども、Bluetoothで接続して通信していますので、オフにした場合は使用ができなくなります。

ディスプレイの明るさを調節する

 スマホにとって、ディスプレイというのは搭載されている機能の中でも、非常に電気を消費するものです。

 何も操作をしていなくてもディスプレイをつけているだけで、消費電力の2割をディスプレイが消費していたとのデータもありました。

 そんな電力消費の多いディスプレイなので、明るさを少し落とすだけでも大きな節電効果が期待できます。

アプリのバックグラウンド動作を止める

 起動しているアプリが電気を使うのはすぐにイメージできますが、アプリによっては起動していなくても電気を消費します。

 バックグラウンド動作と呼ばれますが、表面上ではアプリは起動していないように見えますが、見えないところ(バックグラウンド)で動作し利便性を高めているものです。

 バックグラウンドでアプリが起動していた場合にはオフにしたほうが、節電効果があり充電持ちが長くなる事が期待できます。

頻繁に使うアプリの場合は、バックグラウンドでスタンバイ状態にしている方が節電効果があるようです。

スマホの充電でよく言われていることは本当?

スマホの充電方法について、よく言われることが本当なのか調べてみました。

スマホの充電は90%で止めるべき?

 スマホの充電は100%まで充電すると、バッテリーの寿命を短くしてしまうと聞いたことはありませんか?

 これは半分正解で半分間違いです。

スマホに使用されているバッテリーは「リチウムイオンバッテリー」というものです。

 このバッテリーの特徴として、充電をし過ぎると「過充電」という劣化する原因となり、100%まで充電すると劣化するというのは正解といえます。

 ですが、スマホ自身でバッテリーの寿命を延ばすために、充電の制御が行われています。

 画面上で100%まで充電したとしても、バッテリー保護のために実は100%は充電していない、というような充電の制御を行いバッテリー管理を行っています。

 そのためバッテリーには優しいでしょうが、充電の表示が90%になったからといって、過度に気を使って毎回充電を止める必要はありません。

充電のしっぱなしは良くない?

 先ほど90%で止める必要はないと説明しましたが、充電のしっぱなしはバッテリーの劣化を招きます。

 100%充電の状態で充電をし続けていても、スマホの充電制御によって管理されますが、バッテリーの充電状態は多い状態が維持されることになります。

 リチウムイオンバッテリーの特性として、充電が多い状態が維持されると劣化の原因となりますので、100%になったら早めに充電をやめるのが良いでしょう。

 iPhoneの場合、バッテリーの充電が100%充電されたままの状態を極力短くするため「最適化されたバッテリー充電」という機能があります。

 これはユーザーの充電と使用開始のサイクルを学習して、バッテリーが80%に近付いたあたりで充電をわざと遅らせ、ユーザーが使用を開始するであろう時間帯に100%になるように調整する機能です。

 例えば、寝る前に充電を行った場合には、80%近くまでは普通に充電して、起きる時間にちょうど100%になるように充電速度を変化させてくれます。

スマホのバッテリーには寿命がある?

 スマホのバッテリーに寿命があるのは本当です。

 寿命といっても生き物のように、ある日突然死んでしまうようなものではなくて、徐々に充電できる量が減っていってしまうというものです。

 古いスマホのバッテリー持ちが悪くなるのはこれが原因で、画面上では100%となっているが購入当時と比べると、実際に充電された電気の量は60%しか入っていないということになっているからです。

 充電回数に大きく左右されますので、その人の使い方によって変わりますが、一般的には2~3年といわれています。

充電しながら操作するとバッテリーが劣化する?

 充電しながらスマホを操作しているとバッテリーの劣化を招くというのは本当のことで、これはバッテリーの温度が関係しています。

 スマホに使用されているリチウムイオンバッテリーは5〜45℃が最適な使用温度とされています。

 スマホで特にゲームなどを行なっていると、本体がかなり発熱するため、それに伴いバッテリーの温度も上昇します。

 充電をしている状態で、それを行なってしまうと、バッテリーの劣化を引き起こすため、充電しながらのスマホ操作(特にゲームなど)は控えた方が良いでしょう。

スマホのバッテリー寿命を延ばす2つの方法

本体が熱い状態で充電しない

 前述しましたが本体が熱いということは、バッテリーも熱い状況に晒されています。バッテリーが熱い状態での充電は、かなり寿命を短くしてしまうようです。

 スマホで使用されているリチウムイオンバッテリーの最適な温度は5~45℃です。

 炎天下で使用して高温になってしまった状態や、ゲームなどをしてスマホが発熱した状態での充電は控えた方が良いでしょう。

 逆に5℃以下での低温での充電も「金属析出」という現象が発生し、バッテリーにダメージを与えてしまうことがあるので、5~45℃の適切な温度での充電を意識すると長持ちさせることができます。

スマホが熱いからといって保冷剤などで急激に冷やすと、内部で結露が発生し故障の原因になるのでやめましょう。

空っぽから満タンへの充電を繰り返さない

 スマホで使用されているリチウムイオンバッテリーは、充電・放電で徐々に劣化していくので、100%の満タン状態から0%の空の状態まで充電を使い切るという使い方は、バッテリーの寿命に対して悪影響になります。

 これはリチウムイオンバッテリーの寿命指標の「充電サイクル」というものが関係しています。

 充電サイクルというのは、バッテリーに100%の電力に相当する量の電気を蓄えたときに、1回とカウントするルールになっています。

 例えば、0%から100%に充電すると1回の充電で100%の電力を蓄えるため、充電サイクルは1回とカウントされてしまいますが、80%から100%まで充電するという20%の電力で抑えれば、5回の充電を行ってようやく充電サイクルが1回となります。

 リチウムイオンバッテリーの寿命といわれる目安は充電サイクル500回程度といわれているため、なるべく寿命を延ばそうとするのであれば、0%まで使い切る前に充電を行うことをおススメします。

スマホの充電についてまとめ

 スマホは現代の生活では必須となってきている機器になっており、充電の管理にも気を使うようになってきています。

支払いなどもスマホで行う時代です。

 また、スマホは年々値段が上昇しており非常に高額になってきているので、なるべく長く使いたいですよね。

 この記事で紹介した、充電持ちの長く仕方とバッテリー寿命の延ばし方で、少しでもお役に立てたら幸いです。

この記事を書いた人

28歳の男性会社員です。
工場作業員勤務→専門学生→IT企業勤務を経て、現在は小さな会社の工場で品質管理の仕事をしています。

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