プログラミングをこれから始めてみたいけど、パソコンはどんなものが良いのか迷っていませんか?
特にWindowsかMacかどっちを購入するべきか迷いますよね。私の結論としては、これからプログラミングを始める初心者であれば「Windowsパソコン」がオススメです。
プログラミングにはWindowsよりMacが本当におススメ?
ネットで調べると「プログラミングにはMacがおススメ!」という記事が多くみられると思います。
その多くは、「Linuxコマンドが利用可能」「Windowsもインストールできる」「操作がわかりやすい」などが挙げられています。ですがそれらはWindowsでも可能です。
1つずつ解説していきます。
Linuxコマンドが利用可能 → Windowsでもできます。
よくMacをおススメする記事で見るのがこれですが、実はWindowsでも設定を行えばできます。
Windows10(64bit)以降であればWSL2というもので、Linux環境を再現できLinuxのコマンドを使用することができるようになります。
最近の機種であれば大丈夫でしょうが、Windowsが対応していてもハードウェアが対応していない場合があるようなので、そこは注意です。
MacはWindowsもインストール可能 → じゃあ最初からWindowsで良くない?
MacOSはBootCampという機能でWindowsをインストールすることができます。
両方のOSが1台のPCで使いたいのであればMacである必要性があるかもしれません。ですがWindowsが必要になるのであれば、最初からWindowsを買っておけば良いのでは?と思います。
私がプログラミング勉強でMacOSが必要と思われる場面は、Mac用かiOS用のAppleデバイス向けのアプリ開発を行う場合でしょう。
その他はWindowsの方が汎用性がありシェアも多いため、どうしてもMac用・iOS用のアプリが作りたいという方を除いてはWindowsパソコンを最初から買った方が良いと思います。
ちなみにWindows10の価格は、Home版で19,360円、Pro版で28,380円です。(2022.05.08現在)
Windowsをあとから入れるということは、この価格をMacPCにインストールするために追加で払うということです。
ちなみに20GBほどの容量も追加で必要になります。
2022.05.08現在 M1チップなどのAppleシリコンのMacでは、Windowsを起動できません。
Macは操作がわかりやすい → パソコンを触ったことない人はどっちでも良い
「Macは操作が直感的で初心者でも操作が簡単!」というのをよく見かけます。
私はもうパソコン初心者ではないのでその気持ちはわかりませんが、パソコンを一切触ったことが無い人は最初に触ったパソコンの操作を覚えるのではないでしょうか?
初めてがWindowsならWindowsの操作を覚えて、MacであればMacの操作を覚えていくと思います。どちらかを知っているからこそどっちが良いと初めてわかるので、初めて触るのであればどちらでも良いと思います。
むしろ、利用者が多いWindowsの方が周りの人に操作方法を聞きやすいでしょう。
MacとWindowsのできることの差はほとんど無くなってきています。
プログラミング初心者にMacよりWindowsをオススメする理由
圧倒的に利用者が多いからです。
グラフからもわかる通り圧倒的にWindowsが多いですね。会社のオフィスでも家庭でもヤ○ダ電機でも、Windowsパソコンの方が世の中に多いのは誰もが実感していると思います。
そのため、わからない事が多く出てくるプログラミング初心者の場合は、まずはWindowsパソコンを用意してプログラミング学習を始める事をおススメします。
利用者が多いと以下のメリットがあります。
Windowsの方がMacより資料が豊富
利用者が多いということは、疑問を持つ人も多く存在しそれに対する回答も多く存在するということです。
プログラミングを始めると環境構築や、設定の変更など色々と分からない事や初めての事が次々と出てきて解決方法を調べる機会が多くなると思います。
その際には資料がMacに比べて多くあるのは非常にメリットです。
Windowsだと教えてくれる人が周りにいる可能性が高い
Windowsの圧倒的なシェア率により、あなたの周りにプログラミングないし操作方法を教えてくれる人がいる可能性がMacよりもWindowsの方が高くなります。
実際に対面で操作を教えてくれる人がいるというのは、非常に大きなアドバンテージとなります。その確率が上がるのは利用者が多いWindowsです。
Windowsは無料ツールが豊富
WindowsはMacに比べて無料の便利なツールが多く存在しています。
プログラミングを行うには、開発環境というプログラムを書くためのアプリが必要となります。Macでも「Xcode」というAppleが作った無料で使用できる開発環境ツールがありますが、日本語化ができません。
初心者が英語のツールで行うのは結構きついと思います。
プログラミング初心者にとっては設定項目も英語だと、ただでさえプログラミングがわからないのに設定自体もわからなくなってしまう可能性があります。ですが、Windowsであれば日本語に対応している有名なツールがいくつか存在します。
Windowsでの開発環境で最も有名なのが、Microsoftが作った「Visial Studio」という統合開発環境です。個人であれば無料で使用できます。
ただ、VisialStudioだと機能が豊富過ぎて逆に使いにくくなってしまう可能性もありますので、個人がプログラミング勉強で使用するので有れば「VisialStudioCode(通称VSCode)」を使用すれば十分でしょう。
VSCodeのダウンロード・インストール方法はこちらで紹介しています。
プログラミングを始めるならWindows Macどっち? まとめ
ここまでWindowsの方が良いと書いてきましたが、決してMacを否定するわけではありません。
あくまでもパソコンを今までそれほど触ってきておらず、これからプログラミングを始めようというパソコン・プログラミング初心者の場合はWindowsをおススメするということです。
iPhoneアプリを作ってみたいという方はMacが必須ですし、何かプログラミング学習以外にも目的があってMacを選ぶのであれば良いのですが、「カッコいいから」「おしゃれだから」という理由だけでパソコンに不慣れな方が、周りにMacユーザーも居ない状態でプログラミング学習用にMacを購入すると後悔する可能性が大きいです。(Macの方が高いし)
そのようなことから、プログラミング学習であなたが何を学びたいのかを考えていくと、自然とWindowsかMacかどちらが最適なのかが決まってくると思います。
プログラミングを始めるにあたって必要なパソコンスペックをこちらで紹介していますのでご確認ください。
パソコンの選び方がよくわからない方はこちらもご覧ください。