数年前から毎年、夏の時期になると簗へ行って鮎料理を食べています。
ニジマスの塩焼きなどは食べたことがある方が多いかと思いますが、鮎の塩焼きは食べたことが無い方も多いのではないでしょうか?
私はニジマスより鮎の方が好きです。
今回は群馬県の渋川市にある「落合簗」という、鮎料理の専門店に行ってきましたのでレビューしていきます。
落合簗とは
落合簗とは鮎料理専門のお店になります。
鮎は夏の時期が旬ですので、それに合わせてお店も7月~9月ほどの期間限定でオープンしているお店になります。
落合簗の場所
群馬県渋川市にあるお店です。
利根川沿いにあるので、お店の中から利根川を眺めつつ美味しい鮎料理を食べることができます。
電車ですとJR渋川駅からバスやタクシー、車だと渋川伊香保ICを降りて10分くらい走った場所にあるお店になります。
駐車場に入る道はかなり横幅が狭いので、幅の広い大きな車で行くと苦労します。
落合簗のメニュー
鮎料理専門店ですので基本的に鮎料理しかありません。落合簗の代表的なメニューを紹介します。
- 菊 6,000円
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鮎塩焼き2本・鮎魚でん1本・鮎フライ1本・鮎の刺身・鮎寿司3貫・鮎の酢のもの・鮎こく・鮎飯・おしん香・口取・湯葉
- 松 4,730円
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鮎塩焼き3本・鮎魚でん1本・鮎フライ1本・鮎の酢のもの・鮎こく・白飯・おしん香・口取・湯葉
- 竹 3,960円
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鮎塩焼き2本・鮎魚でん1本・鮎フライ1本・鮎の酢のもの・鮎こく・白飯・おしん香・口取
- 梅 3,300円
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鮎塩焼き1本・鮎魚でん1本・鮎フライ1本・鮎の酢のもの・鮎こく・白飯・おしん香・口取
- 鮎定食 1,920円
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鮎塩焼き1本・鮎フライ1本・鮎こく・白飯
上記のメニューが落合簗のメイン料理となります。
全て定食のようなもので、金額が安いものと高いもので質が違うということはなく、金額が上がるほど品数が増えていきます。
このメニューに付いている料理はそれぞれ単品でも頼めますので、「梅」を頼んで「鮎寿司」を単品で頼むことも可能です。
鮎寿司おすすめです!
飲み物はビールや日本酒・ワインもあり、お酒を飲みながら美味しい鮎を食べることができます。
ソフトドリンクもありますのでお酒が苦手な方、車の運転でお酒を飲めない方でも楽しむことができます。
落合簗のレビュー
実際に落合簗へ行ってきましたのでレビューをします。
お店の外観
お店の外観は海の家という感じです。
入口を入ってすぐ右手に焼き場があり、炭が燃えている熱気と共に、鮎の焼けているいい匂いがしています。
店内は靴を脱いで入りますので、入口の下駄箱へ靴を預けます。
席からの風景
基本的に全て座敷席となり茣蓙(ござ)が敷いてあるところへ座ります。
足が悪い方用に椅子も用意されていますので、必要な方は借りることが可能です。
席からは横を流れる利根川を眺めることができ、川の音・鳥の声・セミの声が聞こえてくるので、自然の中で食事をしている感じがして、とても雰囲気が良いです。
店内には窓が無いためエアコンもありませんが、気温は35℃越えなのに風の通りが良いおかげで、とても涼しく感じます。
時折吹く風は非常に気持ちが良かったです。
線路も見えるのですが、たまたまタイミングが合っていたようでSLが汽笛を鳴らしながら走っていくのを、お店の席から眺めることができました。
料理
今回は5人で行ったのですが全員「梅」を頼み、「鮎寿司(5貫)」を単品で2つ注文を行いました。
まずはお通し
まず、到着したのはお通しと思われる「枝豆」です。お酒が飲めれば枝豆をつまみながら飲んで、鮎料理の到着を待つことが可能です。
鮎料理のはじまり
その次に出てきたのが「鮎の酢の物」になります。
酢で漬けた鮎のぶつ切りときゅうりが混ぜられた、暑い日には嬉しい非常にさっぱりした料理です。鮎は火が通ったものになります。
次はいよいよ「鮎の塩焼き」です。鮎の塩焼きは頭から尻尾まで全て食べることができますが、骨やヒレが気になる方はもちろん取っても良いです。
塩焼きの画像消してしまったみたいです。。。
ここまで料理がきて思いましたが料理の出し方が居酒屋っぽいため、お酒を飲むことを前提に考えているお店なのかもしれません。
次は単品で注文していた「鮎寿司」の到着です。刺身の鮎が握られた酢飯の上に載せられている、見た目的には普通のお寿司です。
ですが、乗っているのは川魚の刺身ということで普通の海の魚が載せられているお寿司とは違います。
食感が強めで、海の魚では感じることのできない川魚の香りを楽しめる、非常においしいお寿司でした。
川魚特有の匂いが嫌いという人もいますが、ぜひ食べてみてほしいです。
次は「鮎魚でん」の到着です。
名前からはどんな料理かわかりにくいですが、焼いた鮎に味噌田楽の甘しょっぱいタレが掛かった料理になります。
群馬名物の「焼きまんじゅう」を思い出す味付けで美味しい料理でした。
ここまで3種類の鮎料理を楽しんでいると、次の料理である「鮎フライ」と同時に「ごはん」「鮎こく」「お新香」が到着でようやく定食感が出てきました。
鮎フライは頭から尻尾まで衣が付き、塩焼きなどと同様に全て食べる事ができます。
私たちは普通の白米でしたが、後ろの席の方たちは「鮎ご飯に変更」と言っていたので変更ができるようです。
僕も鮎ご飯にしたかった…
鮎こくは鮎の切り身が入った味噌汁です。鮎の出汁を少し感じる美味しいお味噌汁でした。
全て食べ終えるとかなりお腹いっぱいで、「松」や「菊」だったら食べ切れなかったのでは無いかと思います。
意外とお腹に溜まりますので、自分のお腹と相談して食べ切れる量を注文しましょう。
落合簗のまとめ
今回は鮎料理専門店の落合簗を紹介しました。
夏の時期限定ですので、季節を感じるにも旬の美味しい鮎をぜひ食べに行ってみてください。
人気で非常に混むお店ですので、事前に予約をする事を強くオススメします!
もう少し山の方に行くと「綾戸簗」という鮎料理専門店があり、そちらも美味しくてオススメです。
川魚料理がお好きであれば、こちらのお店もオススメです。